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刺繍の制作

    

    

    刺繍の制作過程はとても複雑です。デザインは昔からほとんど絵師になるもので、「刺繍の縫い子の手が動かない先に、画工がまず仕事にかかる」といわれているくらいです。画工たちは刺繍の特色を念頭において題材を選び、デザインし、刺繍デザインの下書きと色彩についてのアイデアを提出します。刺繍の縫い子たちは絵師のデザインに基づき、蘇州刺繍の独特の針法、色彩などの伝統的技法を駆使して芸術的再創造を行うのです。絵師がデザインを提出し、縫い子たちが刺繍し、描くことと刺繍することが結びついて精緻な刺繍は出来上がります。  

数千年の発展を経ち、蘇州の刺繍の運針法は昔の10種類から現在の40種類余りにまで増えたので、作品は更に真に迫ってぴかぴかと奇麗になります。 蘇州刺繍の主な運針法は次の数種類があります。

一:斉針:これは刺繍の基本的な針法の一つで、様々な針法の基礎となるものです。糸の排列にムラがなく、きちんとそろうようにする針法です。

二:散套:現在、鑑賞用の蘇州刺繍で最もよく使われ、つまり、最も広く使われている針法です。主な特徴は同じ長さの糸を、一端をそろえないで並べ、一針ごとに嵌め込んでいきます。

三:施針:鑑賞用の蘇州刺繍の中でも 特に人物、動物、鳥類を刺繍する時に使う主な針法です。その特徴は疎らな針の運びで階層を分けながら、次第に密度を増してゆき、色々な色糸をちりばめやすくし、糸の曲がり具合もよく、柔軟性があります。

四:乱針:蘇州刺繍においても、比較的に新しい針法です。乱針は一寸見るだけでは、乱雑に感じさせるが、実際には乱雑さの中に一定の法則があり、長短様々の縦向き斜め、横向き斜めといった糸の交叉によって構成され、何度も違った色の糸を混ぜます。糸の線が交叉した形になるので、何度、違った色の糸を混ぜてもよく、光線、色、形が最適となるまで続けられるわけです。

五:打点:つまり細い糸で織った織物を下敷きにし、その織物の縦糸、横糸が交叉する点を基点として斜めに刺繍し、一点ごとに、一針刺繍しながら1枚の刺繍作品を仕上げていくのです。打点は伝統的な針法の一つで、昔は日用品の刺繍によく使われました。

六:紗:細い糸で織った織物を下敷きにして、多数の小さい幾何学模様によって図案を構成していくんです。

七:接針:短い針で前後を結び付けながら続けていく刺繍法で、後の針を前の針の末端に結び付けるようにして細長く刺繍していくんです。

 

 
 

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